3月28日は木質空間のリヴィングルームのようなカフェで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによりますライヴエンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ピアニストの 小林 創さんとベーシストの 寺尾 陽介さんです。

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聴く人を魅了するスウィングピアニスト、小林 創さん。
ベーシストの寺尾さんとのデュオで、今宵もスウィングの世界にエスコートくださいました。

1917年2月26日に、白人5人組からなるオリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンドが2曲を吹き込んだのが、世界初のジャズ録音。つまり今年は、「ジャズ録音から100年」の記念年なのだそうです。

オープニングナンバーの、今から90年前に創られた、ジャズが生まれ盛んに演奏されていたニューオリンズの歓楽街を歌った「Basin Street Blues」とともに、ジャズによる時間旅行が始まりました。
続いてはジャズが初めて録音された年に生まれた年に創られた曲「St. Louis Blues」 。
今も某番組で現役で大喜利を務められている噺家さんが替え歌をしていたことで有名な曲です。
さらにセカンドセットでは、関西出身者には某新喜劇のテーマとしてお馴染みの曲「Somebody Stole My Gal」を、そのテーマのイントロヴァージョンで演奏くださいました。

その同じ頃、1916年に日本で作られたのは、今の東京芸術大学の在学生 成田為三による「浜辺の歌」。
これをワンフレーズ演奏してから、そのままジャズで演奏くださいました。

「ジャズでの演奏」というスタイルも、童謡の「ちょうちょ」をモチーフに小林さんと寺尾さんがレクチャーくださいました。「ちょうちょ」の標準系からコードやハーモニーを変えていくアドリヴの仕方、それがとても分かりやすいレクチャーでした。

今回は、全編にわたって、譜面なし。まさにアドリヴで組み立てられていく演奏。

小林さんと寺尾さんの演奏は、互いにリスペクトし合う卓越したテニスのトッププレイヤーのロングラリーのようで、お互いに「おぉ!」、「なるほど!」とリターンに感動し合いながら、さらにリターンを返す様が見事で、聴いている私たちもどんどん惹き込まれました。

アンコールの拍手のあと、サーヴィスは寺尾さんのアルコ弾き。
始まった曲は「Happy Birthday To You」。
3月28日は小林 創さんの誕生日当日だったのです。

さらに遅れていらしてくださった方のために、もう一曲「Memories Of You」がアンコール演奏されました。

来場くださいました皆さまにとともに、すばらしい生演奏のひとときをシェアできましたことに感謝致します。

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Basin Street Blues
2. St. Louis Blues
3. 浜辺の歌
4. Perdido
5. I Let A Song Go Out Of My Heart
6. Stars Fell On Alabama
7. Honeysuckle Rose

<2nd Set>
1. Blue Sky
2. You Are My Sunshine
3. Somebody Stole My Gal
4. Solitude
5. Don't Get Around Much Anymore
6. Blue Moon
7. Bye Bye Blackbird

<Extra>
Happy Birthday To You
Memories Of You