2月14日は木質空間のリヴィングルームのようなカフェで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによりますライヴエンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ケーナ/サンポーニャ奏者の 山下 TOPO 洋平さんとピアニストの 上野山 英里さんです。

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TOPOさんと上野山さんは編成の違う3つのバンドのメンバーとしても活動中。
U_Uでは、デュオで、お互いのオリジナル曲を演奏してくださいます。

今回のオープニング曲はTOPOさんオリジナル曲の「Voyage」。
TOPOさんと上野山さんの音の世界への航海を告げるナンバーでした。

雅なメロディーから、菅原道真公の「飛梅伝説」をタイトルにしたTOPOさんオリジナル曲「飛梅」。
実はこの曲は南米フォルクローレのリズムがベースになっているのだそうです。
リズムも、ケーナの音も南米スタイル。けれどもメロディーとその曲が醸し出す曲想は雅な和奏。
音楽の世界では、とても素直に異国のモノ同士が融合し合うことができるのですね♪

雄大な自然、うつくしい自然を表す曲をたくさん書かれている上野山さんのオリジナル曲の中では異彩を放つのが「Lisa Gas」。
上野山さんが大好きな「リサとガスパール」のイメージで創った曲で、演奏スタイルもまさに「リサとガスパール」。
何が飛び出し、何が起こるか?
ライヴの度に愉しい曲です。

2ndセットでは、TOPOさんが人生で初めて自ら歌詞を付けた曲を歌ってくださいました。
その曲は「Panorama」。
U_Uでのライヴも含めて、インストゥルメンタルでは既に何度も演奏されている曲に歌詞が付くのは、既に聴いている方が抱く曲想がある状態で歌詞が加わるので難しい、と上野山さんが伝えてくださいましたが、「Panorama」はその曲想をより豊かに言葉でも伝えてくれるステキな曲でした。

ライヴのMCでは、とても含蓄のある話題になることがしばしばあります。
TOPOさんが
「やりたいことをやっていると、ギターの弾き語りもやったりと・・・。
 そうなると自分をどう表現すればいいのか?」と語ったことに端を発したMC。
知らない方に伝えるには「言葉」で、例えばジャンルなどを伝えることが必要な時がありますが、それ故に「ジャンル」という枠組みを架させるリスクが出てきます。
でも実際のところ、TOPOさんの「Panorama」の歌詞のように、コンクリートの建物で切り取られているように見える空も、実はどこまでも限りなく繋がっている。
まして音楽は、人が移動するには飛行機でも何時間もかかる遠い異国の音楽さえ、いとも簡単に境界線を越え伝わる。

ただ言えることは、「本当に識るためには実際に体験する」以外に方法はないのでは?と思います。
今まで知らなかったモノ・コトと出会うには、未知なものを愉しもうとする行動のみ。
情報はそのガイドでしかない。

今回のライヴでは、お店で起きたあるストーリーがあり、それを伝えたところ、TOPOさんと上野山さんがセットリストに加えてくださった曲があります。
ステキなエピソードが生まれる瞬間。それもライヴならではのこと。

ライヴは、演奏者とお客さまとでステキな瞬間を共有するデキゴト。
あなたもこのステキな瞬間の参加者でありそして演出者にいつでもなれます。

来場くださいました皆さまにとともに、すばらしい生演奏のひとときをシェアできましたことに感謝致します。

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Voyage (TOPOさんオリジナル曲)
2. 飛梅 (TOPOさんオリジナル曲)
3. Lisa Gas (上野山さんオリジナル曲)
4. 烏 (TOPOさんオリジナル曲)
5. Ciconia (上野山さんオリジナル曲)
6. Organic Life (上野山さんオリジナル曲)

<2nd Set>
1. ツグミ (上野山さんオリジナル曲)
2. Panorama (TOPOさんオリジナル曲)
3. Strength (上野山さんオリジナル曲)
4. Moon Veil (上野山さんオリジナル曲)
5. Snowdrop (TOPOさんオリジナル曲)
 
<Extra>
案山子 (TOPOさんオリジナル曲)

1st-4,5:Zampoña by TOPOさん
2nd-2:Vocal by TOPOさん
他すべて:Quena by TOPOさん