本日は、「ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

7月からのクールのテーマは「基本の葡萄品種2」です。
ワインの味の決め手となる主要素は葡萄品種です。
多種多様な葡萄品種の中から、基本となる葡萄品種を選び、その葡萄品種でできたワインを比較テイスティングしていただきながら、葡萄品種の特性などを識っていただきます。

2回目のテーマは「影の薄い高貴な白葡萄品種」というテーマで開催いたしました。
その葡萄品種とは「セミヨン」です。

ボルドーの白ワイン用葡萄品種として認められている3種類のうちのひとつである「セミヨン」。
どちらかというと、「ソーヴィニヨン・ブラン」の余韻の無い部分を補う、いわゆる補助品種として使われます。
19世紀の初めにオーストラリア、南アフリカなどに導入され、20世紀中頃には白ワインの代表的品種になっていましたが、1980年頃からシャルドネが好まれるようになり、その地位は落ちていきました。
例外的に、オーストラリアのハンターヴァレーでは、セミヨン単品種でもすばらしいワインができることを証明するようなワイン造りが行われています。

そのような補助品種的な存在ではありますが、果皮が薄いことから貴腐化が起きやすいことで、世界3大貴腐ワインのソーテルヌでは貴腐ワインの重要な品種となっています。

今回テイスティングしたワインでは、ほのかにオイリーな香りがしました。
これもセミヨンの特徴的な香味のひとつです。

本日テイスティングしましたワインのノートは以下の3種類です。

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