本日は、「ソムリエを目指すわけではないけど、ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

1月からの新しいクールのテーマは「南米・ポルトガルのワイン」。
地域をテーマにしたワインテイスティングもいよいよ15世紀の大航海時代、ラテン系民族が広めた地域へと遡ることになりました。

5回目のテーマは「長い歴史を持つ欧州国」でした。
その国は「ポルトガル」です。
生産地別のワインテイスティングも遂に旧大陸に到達しました。

ポルトガルは戦国時代の日本に多くの西洋文化をもたらしましたが、その中に赤ワインもあります。
ポルトガルでは赤ワインのことを「Tinto(ティント)」と言いますが、戦国時代は「珍陀(ちんた)」と呼んで武将たちも珍重していたと言われています。

ポルトガルは国のほぼ全域でワインが生産されています。
その中には、世界で最古の原産地呼称管理法が制定されたワインもあります。
各地域で地域独自の葡萄品種が用いられ、単独品種ではなく何種類かのブレンドによって造られています。

ポルトガルワインの歴史は、紀元前5世紀にはフェニキア人やカルタゴ人たちによって葡萄栽培が始められたとされています。
12世紀までは隣国のスペインの支配下にあったため、ワイン造りにおいてもその歴史を共有しています。
8世紀から11世紀はイスラムの支配によって、20世紀の中盤以降はサラザール独裁政権によって、ワイン造りは停滞をします。1974年の「カーネーション革命」の後、1986年のEC加盟を果たしてポルトガルワインは復興を迎えました。
有史以来の長いワイン造りの伝統を持ち、国の全域で個性あふれるワインを生産しているポルトガルは、今や世界の銘醸ワインにも勝るとも劣らないすばらしいワインを産みだす産地として著名なワイン評論家にも認められています。

今回は数あるポルトガルワインの中から、注目のワイン生産者のワインを3種類ピックアップしてみました。
3種類のワインのノートは下記のとおりです。

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