今日は「ワインを愉しむひととき」を行いました。

今回は、オーストラリア式で言えば「シラーズ」の飲み比べ、と題しまして行いました。

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今回ピックアップしましたシラーズのワインは、同じ南オーストラリア州の異なる生産地域、異なるワイナリーの2種類でした。

シラーズは造り手によって「ワイルド」なテイストにも「エレガント」なテイストにもなりうるという面白い品種です。

「ワイルド派」としまして選んだのは、マクラーレンヴェイル地域のフォックス クリークが造りました「ショートロウ シラーズ」。
ワイン造りに向かないと周りが進言したほどの重粘度な土壌で十分に育つ質の良いブドウ樹により得られるブドウで造ったこのワインは、フルボディですがとてもバランスが良く、薫りも豊かなワインです。
シラーズらしいスパイシーさも十分に楽しめました。

「エレガント派」としまして選んだのは、クナワラ地域のゼマ エステイトが造りました「シラーズ」。
テラロッサという土壌で有名な地域で造られたこのワインは、フルボディと感じないほど甘味も感じられるとても飲みやすい感じのワインです。
飲み口も滑らかで、まさにエレガントな感じでした。


今回、用意しました料理は
「マグロの赤身のカルパッチョ」
「豚バラ肉のロースト 蒸しキャベツ添え」
の2種です。

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「マグロの赤身のカルパッチョ」のドレッシングは、「ポン酢」と「バルサミコ酢」を合わせたもの。これが意外に美味しい組み合わせなのです。
「豚バラ肉のロースト」はお店のメニューにもある一品。キャベツは少しの水と塩と一緒にル・クルーゼ鍋で蒸して作りました。ル・クルーゼならではの調理法です。

今回、ちょっと面白い器材を使ってみました。
それはこれです。

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これ、ワインのボトルの先に付けて使います。
ボトルから右のフラスコの部分にワインを注ぎいれることで、デキャンタージュができるのです。
1杯分の量をデキャンタージュできる、ちょっとした優れモノ。

お客様から譲っていただいたモノを、今日は有意義に使わせていただきました。