今日は19:30より、馨華代表の秦さんによります中国茶の品茶会を愉しみました。

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今回は「花茶」をメインテーマに3種類のお茶を愉しみました。

一つ目はジャスミン茶「王者之香茉莉」。
私たちのお店のメニューにもありますジャスミン茶よりもさらに上質のジャスミン茶で、ロシア大統領にも謹呈されたお茶と同じものです。

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味は何煎飲んでも柔らかくまろやか。香りも上質で飲み飽きないお茶でした。
茶葉も大きさが均一でしかも肉厚。見事なお茶です。

二つ目は苦丁茶。
これは花茶ではなく保健茶になります。

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いわゆる茶葉ではない木の葉のお茶です。
水色は淡い緑がかった色。口に含むと先ずは苦味が、そのあとふんわりと甘味が広がります。思ったほど苦味もきつくなく、実に飲みやすいお茶でした。

そして最後は蘭の花茶「玉蘭帝王香」。

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自然に育てた蘭の香りは実にフルーティーで、そのお茶を口に含むと口の中いっぱいに甘い芳香が満ち満ちてくるお茶でした。


また今回は秦さんに漢詩を2つ、中国語の音読もしていただき、音と意味とを鑑賞しました。
ひとつめはお茶への賛美とそのお茶を作っている人への慈愛に満ちた唐代の詩人 盧仝の「走筆謝孟諌議寄新茶」。通称「七椀の句」として有名な詩です。
もうひとつは明代の詩人 文征明の「玉蘭」。
詩に描かれている情景ももちろんですが、その流れるような音韻も美しい詩です。
秦さんの「音」に関する中国の思想文化の紹介もとても興味深いものでした。


今回のお茶請けは馨華の「幻恋人茉莉」を使ってティークッキーを作りました。

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レシピはこちらに紹介いたします。