本日は火曜日の夜の音楽のひととき♪
第一線で活躍されているミュージシャンによりますリヴィングルームスタイルのライヴ「Tuesday Night Music Club」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、サックス奏者の宮本 大路さんとピアニストの守屋 純子さんです。

160315001

本日のデュオライヴのオープニングはスタンダードナンバー「The Preacher」で、スウィンギーな演奏で華やかに始まりました。

宮本さんは、本日はバリトンサックスとテナーサックスの2管を使い分けての演奏。
スタンダードを交えながら、宮本さん、守屋さんのオリジナル曲をたっぷりとデュオで演奏くださいました。

「宮本さんと守屋さんのデュオの演奏は雨確率が高い」
かつてはそうだったとのこと。今は晴れ確率が高いのですが、雨がテーマの曲はデュオ演奏のひとつの定番になっているそうです。
今回は守屋さんのオリジナル曲「Misty Rain」が演奏されました。

2015年は徳川 家康公生誕四百年の記念の年。徳川 家康公 縁の土地、岡崎市や浜松市では盛況に催しが開催されたそうです。その記念年に合わせて、守屋さんが依頼を受け、作曲したのが「徳川家康公組曲」。
守屋さん主宰のビッグバンド用に書かれた組曲ですが、その中から一曲、「三方原の戦い」に着想を得て創られた曲を、バリトンサックスとピアノのデュオヴァージョンで演奏くださいました。

1stセットでは、コルトレーンの技法や理論を織り交ぜたコルトレーンに捧げた曲「Coltrane Culture」、今年の2月に書かれたばかりの、風に舞う雪を表す日本語がタイトルになったバラード「風花」の2曲の宮本さんのオリジナル曲が演奏されました。

2ndセットのオープニングはスタンダードナンバーの「Over The Rainbow」。
宮本さんのアレンジヴァージョンで、ジャズワルツのように、思わず体も心も弾んでしまう曲になっています。

そして、今回宮本さんが選曲した中に、ギタリスト カルロス・サンタナの曲「哀愁のヨーロッパ」が加えられ、宮本さん&守屋さんのジャズプレイヤーのデュオでという貴重かつ愉しい演奏がありました。

「同じことを言っているのにも関わらず、ズレているように聞こえる男女の断崖」を、同じメロディーなのにズレて重なることで表現した宮本さんのオリジナル曲「Rift」は、傍で聴いていると同じことをなぞらえて話しているカップルの会話のようでした。

夜の雰囲気が漂うスタンダードナンバー、そして明け方の雰囲気漂う宮本さんのオリジナル曲と続き、ライヴのラストは、日が昇り、いつもの活気が動き出したかのような、浅草をイメージした守屋さんのオリジナル曲で明るく愉しく締められました♪

来場くださいました皆さまにとりましても、楽しい音楽のひとときでありましたならば、幸甚に存じます。

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
1. The Preacher
2. Misty Rain (守屋さんオリジナル曲)
3. The Battle Of Mikatagahara (守屋さんオリジナル曲)
4. Coltrane Culture (宮本さんオリジナル曲)
5. 風花 (宮本さんオリジナル曲)
6. Star Eyes

<2nd Set>
1. Over The Rainbow
2. Europa
3. Rift (宮本さんオリジナル曲)
4. Stella By Starlight
5. Around Blue (宮本さんオリジナル曲)
6. Walking Down The Nakamise Street (守屋さんオリジナル曲)

1st-2,4,5,2nd-4,5:Tenor Sax
ほかすべて:Baritone Sax by 宮本 大路さん