本日は、自分の五感をフルに使ってワインの語る物語をきき、そしてワインのことを識る体感型ワインテイスティング講座「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

本日のタイトルは「もっとも"青い"葡萄品種」。
「青い」という言葉でさまざまな想像をされたようですが、答えは、(ジャンシス・ロビンソンさん曰く)世界でもっとも青い色の赤ワイン葡萄品種ガメイ種」でした。 

ワインの新年を告げるボージョレ・ヌーヴォーで有名な品種、ガメイ種。
世界でその60%はボージョレ地区で生産されています。
ボージョレ・ヌーヴォーの印象が強いガメイ種ですが、ボージョレではしっかりとした構造を持つワインも造られています。今回、テイスティングしていただいたワインは、ブラインドだとカベルネ・フランやメルロのニュアンスを感じられた方もいらっしゃいました。
ただ、ヌーヴォーでもしっかりした造り方でのワインでも、味わった時に「白ワインと思うような酸味」 があるのがガメイ種の特徴です。

今回テイスティングで用意したワインの中で、マルセロ・ラピエールが手掛けたワインは蝋封されていて、抜染直後はものすごい酸欠(還元臭が強い)状態でした。
そこで、グラス内で酸素にたっぷり触れさせると、ガメイらしい香りが立ち上り始めましたが、それでも長熟のピノ・ノワールのようなニュアンスが漂うワインでした。
抜染して2時間ほど経つと、うまさが表れる、なかなかのワインでした。
ガメイ種のワインも、こんなにしっかりとしたワインがある。
だから、どの品種も情熱を傾けて造られたワインは楽しいのです♪

今回テイスティングしましたワインのノートは下記のとおりです。

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