本日は、ゴールデンナイトに開催します「NIPPON」をテーマにしたエンターテインメントライヴ「ZIPANG LIVE」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます。

本日の演目は、川崎の歌姫 桜井 純恵さんとピアニスト 樺山 潤一郎さんによります「桜井 純恵 ~日本の名曲を歌う~」をお楽しみいただきました。

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今回もさまざまな日本の名曲を熱演&熱唱してくださいました。
第1部では、日本の名曲を中心とした構成でした。
「川崎」のご縁でつながった拉致被害者の横田御夫妻から「恵さんが帰ってくるまで歌い続けて欲しい」と望まれ歌い続けている「母恋し」は、残念ながら、今も歌い続けることとなっています。
また、最近の小学生の音楽の教科書から消えてしまったという「ふるさと」。
クラシック出身の桜井さんもジャズ出身の樺山さんもともに「名曲だよねぇ」と意気投合するこの曲。
イタリアのテノール歌手が震災後に日本で行ったコンサートでも日本語で歌い感動をよんだ「故郷(ふるさと)」。
この曲は、歌い継がれ続けて欲しい曲です。
さらには、「月の沙漠」。
「砂漠」と思っていましたが、歌の舞台となったのは千葉県の御宿で、正式には「水際」を意味する「沙漠」とのこと。童謡なのですが、歌詞の内容は・・・実に深いものです。
歌とともになされる桜井さんの解説で、歌への理解も深まり、それによってまた歌の味わいが増します。

第2部では、日本語カヴァーの名曲シリーズがずらり。
まずは、桜井さんが訳詞をつけたイタリアのカンツォーネの名曲でスタート。
続いての「聖者の行進」では、「ZIPANG LIVE」ということで「空耳ヴァージョン」で歌ってくださいました。
途中で樺山さんがご自分愛用のメロディオンで熱演、桜井さんがピアノで弾き語りで熱唱、となりました。

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樺山さんと桜井さんの熱演に合わせて、来場くださった皆さんで
「お椀出せ、小町に」と歌いました♪
そして、越路吹雪さんのマネージャーであり、数々の作詞を手がけられた岩谷時子さんの訳詞された曲を歌ってくださいました。
岩谷時子さんは、ただ翻訳するのではなく、原曲の世界観を自分の中で咀嚼しそれを日本語にされるスタイルで作詞をされたそうです。
それは「愛の讃歌」の歌詞を比べてみると、よく理解できると思います。
他にも、岩谷時子さんが訳詞を担当されたミュージカル「ミス・サイゴン」の曲から「命をあげよう」など、心揺さぶられる歌に魅了されました。

アンコールに歌ってくださったのは「アメイジング・グレイス」。
日本語にすることで伝わる「ナニカ」が、日本語歌詞の歌にはあるように思います。

来場くださいました皆さまにとりましても、楽しい音楽のひとときでありましたならば、幸甚に存じます。

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. 千の風になって
2. 涙そうそう
3. 母恋し
4. 故郷
5. 月の沙漠

<2nd Set>
1. オー・ソレ・ミオ
2. 聖者の行進
3. Summertime
4. 命をあげよう(ミス・サイゴンより)
5. 愛の讃歌

<Extra>
アメイジング・グレイス

1st-2,2nd-2,3:メロディアン