本日は、五感をフルに使ってワインをテイスティングするワインテイスターを目指すクラブ活動、「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます。

今回のテーマは「南アフリカ共和国のワイン」にしました。
南アフリカ共和国のワイン造りの歴史は古く、1652年にオランダ人がケープタウンを中心に町を開拓し始めたことに端を発します。
主な産地は「西ケープタウン州」に集中しています。

今回は、非白人コミュニティによって運営されているワイナリーが手掛けた、南アフリカの代名詞的な白ワイン蒲萄品種「シュナンブラン」のワインと南アフリカの固有ブドウ品種「ピノタージュ」の赤ワインをセレクトしました。

シュナンブランはフルーティーな香りとはうらはらにドライな味わい。品種の特徴である酸味もしっかりと感じ取られました。
ピノタージュは、カカオやカラメル、コーヒーの焙煎香といった香りを感じ取られていました。

そして、もう1つはフランスのワインの名産地の名をもじったパロディータイプのワインをセレクトしました。
ローヌ品種のシラーとヴィオニエのブレンドワイン。
新世界ワインですが、エレガントさが表現されたワインでした。
南アフリカは、国際品種のポテンシャルが発揮できるテロワールがあると注目されているので、今後楽しみなワインが生まれる可能性に満ちていると言えます。

今回のワインのノートは以下のとおりです。


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今回はお客様が9年間室温で保管されていたシャンパーニュを提供くださり、みんなで試飲してみました。
「ひょっとすると・・・」という可能性が感じられたのでお願いして提供していただいたのですが、やはり、非酸化環境下で瓶内でメイラード反応が進行して、実に複雑な色と香りのワインになっていました。
「シャンパーニュは5年ほど寝かせると複雑な香味が加わる」と提言される方がいらっしゃるのも頷ける結果でした。
ご興味ある方はぜひ、シャンパーニュを少し寝かせてみてはいかがでしょうか?