本日は、五感を使ってワインをフルに味わうテイスターを目指すワイン・テイスティング・クラブ活動、「Wine Lovers Club」を開催いたしました。
参加くださいました皆さま、ありがとうございます。

今回のテーマは「甲州」。
日本固有のヴィティス・ヴィニフェラ系葡萄品種である甲州。
2010年に国際機関OIVに認可され、世界でもワイン用葡萄品種として認められました。
実際、ドイツのラインガウでも"Koshu"によるワインが造られています。
少なくとも1186年の鎌倉時代から栽培が確認されている「甲州」は、水のような繊細で、ワイン用としてはとても難しい品種特性なのですが、その甲州からなんとか辛口でボディと香味のあるワインを造ろうと取り組まれた3種類の試みのワインをテイスティングしていただきました。

その3種とは
 澱によるアミノ酸からの寄与を期待する「シュール・リー製法」による「勝沼甲州」
 甲州が持つ3メルカプトヘキサノールを最大限に引き出す製法による「甲州きいろ香」
 オーク樽による寄与を期待する樽醗酵「甲州樽醗酵」
です。

3種のワインのノートは下記のとおりです。

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