本日は、馨華(シンファ)代表 秦さんによります中国茶の品茶会を開催いたしました。
参加くださいました皆さま、ありがとうございます。

今回は、今年の明前緑茶、ほか4種類のお茶を楽しみました。

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(左上) 月光美人[蘭花烏龍茶] 青茶に玉蘭の香りを移したお茶です。
今回は4日間浸しだした水出し茶を秦さんがご用意くださいました。
冷えていても蘭の芳香が立ち上り、甘い香りとすっきりとした飲み口で蒸し暑い時期にぴったりの味わいでした。
(右上) 獅子峰龍井[明前緑茶] 今年の龍井の新茶です。
今年は冬の気候に恵まれ、茶葉も早く成長できたそうで、昨年に比べて味わいが濃いです。
今年の龍井も美味しいです。
(左下) 大禹嶺[台湾烏龍茶] 秦さんが特別に淹れてくださった台湾高山茶です。
残念ながら非売品です。標高2,600mにもなる、台湾でも標高の高い山。 台湾高山茶の最高峰ともいわれるそうです。お茶なのに、花のような香りや味わいが広がるやさしい飲み口の烏龍茶です。
(右下) 通天香[烏龍茶] 宋種単の烏龍茶です。かの毛沢東も楽しんだお茶だそうです。
字のごとく、香りに酔って意識が天にまで通りそうなお茶です。

いずれのお茶も煎を重ねても香り豊かで、煎を重ねるごとにその味わいが深くなっていきました。

この品茶会のもうひとつの楽しみである、秦さんによります吟詩。
今回は、司馬相如が卓文君を想って作ったという「鳳求凰」をはじめ、卓文君の「白頭吟」や「诀别」を、司馬相如と卓文君のエピソードを説明いただきながら、朗誦していただきました。
恋の想いを伝える漢詩は、本当に聴いていても、またその意味もほんとロマンチックです。

今回、私がご用意いたしました中国茶を使ったお菓子は、前回飲みました「文山包種」を使いました「米粉の茶団子」です。
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長い時間浸しだしても渋みがでない馨華の茶葉だからできるレシピです。

今回は、「お茶を飲むこと」と「道(tao)」についての秦さんの哲学も話題に出たりと、お茶も話も味わい深いお茶会でした。

次回は、中秋の名月のころ、9月14日(Sat)に開催いたします。