本日は、数多くの英米児童文学の翻訳を手掛けられている谷口 由美子さんによります茶論トーク「英米児童文学の楽しみ」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます。

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本日触れました世界は「あしながおじさん」。
20世紀初頭に、ジーン・ウェブスターによって書かれた児童文学です。
主人公のジュディの手紙だけで構成されている「手紙文学」の傑作とも言える作品です。
数多くの翻訳が出ていますが、谷口さんの訳本の表紙はジュディが手紙中に描いている自画描写が表紙デザインに使用されています。これは、この本の主人公があくまでもジュディであることから、とのことです。

お話を伺うと、文学の翻訳は実にいろいろなことに心配りをされていることに驚きます。
「あしながおじさん」というタイトルも1933年以降、このタイトルで落ち着いたそうで、それまでには実に様々なタイトルがあります。
訳も時代に合った言葉が使われているので、時代の異なる訳本も、その時代を映す鏡のようです。

また、ジュディが手紙の書き出しで「あしながおじさん」と始めるところも「Dear」が無い時があったり、より丁寧な時があったりして、そのニュアンスも翻訳でありつつ文学としても楽しめるように、細かな苦慮があるようです。

原書と読み比べると、そのバランスが楽しめそうです♪
また「あしながおじさん」を読み返してみたくなった2時間でした♪