今日は19:30より、馨華代表の秦さんによります中国茶の品茶会を開催いたしました。

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品茶会も今回で10回目となりました。
今回の注目のお茶は「特別なお茶」でした。

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今回味わったお茶は4種類。

左は馨華オリジナルの紅茶に玉蘭の香りを移したお茶「魅惑之香」の水出し茶です。今回の品茶会のために、秦さん自らが5日間浸して創ってくださった水出し茶です。
実に穏やかで、それでいて香りが豊かな味わいでした。

続いては右上、「明前獅峰龍井」。
いわゆる今年の龍井緑茶の新茶です。
今年は雪や寒さの影響もあって、緑茶には過酷な条件だったようです。
それでも甘味や香りはさすが龍井!と思わせる味わいでした。

続いては右中、「武夷水仙」です。
武夷水仙は私たちのお店でもメニューに入れていますが、やはり蓋碗で淹れるとまろやかさが出ます。
もちろん、岩韻のふくよかな香り、味わいもしっかりと楽しめるお茶でした。

最後に右下。
黄山毛峰に真珠蘭の香りを移したお茶です。
これは実は特別なお茶なのですが、香りといい味といい、他に並ぶものなき味!と言っても過言でない味わいのお茶でした。


今回の秦さんの文化余話は、「静かさ」についての話となりました。
「静かさ」と「孤独」を楽しむことができる時間は、ひょっとしたら自分自身を取り戻す時間になるやもしれませんね。
孤独でありつつ静かさを楽しんでいる情景として、中秋の名月の時にも紹介した李白の「花間一壷酒」を音読披露してくださいました。

今日は8名の方とともに過ごしましたが、じつに静かで時の流れを忘れてしまったかのような落ち着いた雰囲気を、みなで共有できたように思いました。


今回のお茶請けは、前回の品茶会で使用しました「会心之笑」の茶葉を使いまして「餡餅」を創ってみました。
お茶の風味を活かしたくて、上新粉だけという素朴な餅生地にしてみました。
レシピはこちらをご覧下さい。

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次回は9月11日(土)に開催いたします。