5月9日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ギタリストの 山口 廣和 さんです。

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世界中で奏でられているギター、そしてそのルーツであり、派生した楽器。
そんな多様性を取り入れてひとつに融合するギターサウンドを奏でる山口 廣和さん。
“ソロ演奏”は、そんなギタースタイルのサウンドと音楽の探究者である山口 廣和さんの魅力をストレートに堪能できるステージングです。

山口 廣和さんのギター演奏では、さまざまな奏法にて多彩な音や響きで音を紡いでいき、ギターという楽器の可能性の広さと深さを感じます。
さらに、使用しているのが7弦ギターであることから、ソロ演奏でありながら、ギターとベースのセッションのような感じがします。

今回は山口 廣和さんのオリジナル曲を軸にしつつも、ジャズのスタンダード曲も多く演奏されました。

ジャズのヴォーカリストの巨匠が歌っている演奏を聴くことで、楽器のみの編成での演奏よりも旋律の機微が浮かび上がってくることで、その曲の魅力をより掴まれた、そんなジャズのスタンダード曲を演奏されたその演奏は、まるでギターで、さらにはリュートで、歌うかのようなソロ演奏でした。

そう。
山口 廣和さんといえば、リュートの演奏。
リュートは楽器の特性上、生音での演奏に限られ、その点、カフェ・ユーの大きさと壁の質感、さらにはソロ演奏という組み合わせはリュート演奏に最適とのことで、毎回、演奏くださいます。
しかも最近はバロック期の復元リュートでの演奏。

バロックリュートのための曲ではなく、バロックリュートでジャズのスタンダード曲を演奏されるのは、なかなか貴重で希少な経験だと思います。

セット中に、来場くださったお客さまからのリクエストを募られ、「Misty」を演奏されたり、またアンコールでは、今月のギャラリーの展示作品の印象による即興演奏をリュートで演奏されたりと、この日この場に居合わせた故の演奏も今回は愉しめました。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、ギターサウンドの多様で多彩な魅力をたっぷりと堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. Rotisserie Faure (山口 廣和さんオリジナル曲)
2. Lop Ear (山口 廣和さんオリジナル曲)
3. Hand Me Down (山口 廣和さんオリジナル曲)
4. Embraceable You
5. Alone Together
6. Peri's Scope

<2nd Set>
1. My Spoon (山口 廣和さんオリジナル曲)
2. Nobody Is Watching (山口 廣和さんオリジナル曲)
3. All Of You
4. Misty
5. Summertime
6. Lute Song (山口 廣和さんオリジナル曲)

<Extra>
展示作品からの印象による Improvisation

1st-5, 2nd-5, Extra:baroque Lute by 山口 廣和さん