10月4日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ギタリストの 山口 廣和 さんです。

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世界中で奏でられているギター、そしてそのルーツであり、派生した楽器。
そんな多様性を取り入れてひとつに融合するギターサウンドを奏でる山口 廣和さん。
“ソロ演奏”は、そんなギタースタイルのサウンドと音楽の探究者である山口 廣和さんの魅力をストレートに堪能できるステージングです。

山口 廣和さんのオリジナルは、世界のさまざまな地域の音色がそこかしこに織り込まれているようで、どこというよりも、音楽の交差点のような雰囲気があります。
さらに、山口 廣和さんのギター演奏では、さまざまな奏法にて多彩な音や響きで音を紡いでいき、ギターという楽器の可能性の広さと深さを感じます。
さらに、使用しているのが7弦ギターであることから、ギターとベースのセッションのようなアドリブも展開されました。

今回はジャズのスタンダード・ナンバーも織り込まれましたが、ジャズピアニストの巨匠の作曲によるものなど、楽器にとらわれない演奏で、スタンダード曲のまた違った愉しみを味あわせてくださいました。


そして山口 廣和さんといえば、のリュートの演奏です。

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リュートの楽器ならではの音を再現するには生音が望ましく、そうなると演奏できる場所が限られるそうです。その点、カフェ・ユーの大きさと壁の質感、さらにはソロ演奏という組み合わせはリュート演奏に最適なのだそうです。
今回は、今までのルネサンス期の復元リュートではなく、それより後のバロック期の復元リュートを携えられました。ルネサンス期のものとは弦の数も、調律も異なるそうです。

今回はリュートで、イスラエルのミュージシャンのオリジナル曲、さらには山口 廣和さんのオリジナル曲でフィンランドの小説家にインスパイアされた曲など、バロック期リュートの音色がふさわしいと感じられた曲を演奏されました。

アンコールでは、来場くださっていたギタリスト 助川 太郎さんが7弦ギターで、リュートとの即興演奏を展開くださいました。


本日も、来場くださいました皆さまにとともに、ギターサウンドの多様な魅力をたっぷりと堪能するひとときをご一緒できて嬉しいです♪ありがとうございます♪ 

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. 蒼朮 (山口 廣和さんオリジナル曲)
2. Nobody is watching (山口 廣和さんオリジナル曲)
3. My Spoon (山口 廣和さんオリジナル曲)
4. Turn Out the Stars
5. It Could Happen To You
6. Between Times

<2nd Set>
1. Ricercare (山口 廣和さんオリジナル曲)
2. Lop Ear (山口 廣和さんオリジナル曲)
3. Love You Madly
4. Peri's Scope
5. Tove (山口 廣和さんオリジナル曲)
6. Lute Song (山口 廣和さんオリジナル曲)

<Extra>
Improvisation with guitar and lute

1st-6,2nd-5,Extra:Lute by 山口 廣和さん
Extra:guest 助川 太郎さん on guitar