1月24日は、「いろんなワインを味わいたい/ワインのことをもう少し識りたい」方に向けて開催しております体感型ワイン・テイスティング講座、「Wine Lovers Club」を開催致しました。
参加下さいました皆さま、ありがとうございます♪

4月からは新たに、「フランス」の生産地域と葡萄品種の関係にフォーカスしたテーマでワインをセレクトして開催しております「Wine Lovers Club」。
7月からフランスの“ワイン産地”にフォーカスして、さまざまなフランスワインの産地を巡っていきたいと思います。

フランスワイン産地を巡る旅の第六回目は「サヴォワ」に注目して、ワインを3種類セレクトしました。

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スイスとイタリアの国境、アルプス山脈の麓に位置していますサヴォワ地方は、1860年頃にフランス領になりました。ヨーロッパ最高峰のモンブラン(4,810m)を擁し、雄大なアルプスはじめ美しい森や湖に囲まれた自然豊かな地方です。
 土地独特の風味や味わいである“テロワール”を活かしたワインが多く生産されているサヴォワは、すぐ近くに位置しているジュラ地方とセットで語られることも多く、他の地方に比べ目立たない存在ですが、アルプス山麓の畑が育む特殊なワイン産地で、「山のワイン」と呼ばれる魅力あるワインなど、生産者たちの土地への愛情を感じるワインも少なくありません。
 
 葡萄畑は、スイス国境のレマン湖畔から、ローヌ河沿い、イーゼル河沿いに点在していて、アルプスに繋がる山岳地帯の中の標高200~500mの斜面に広がっています。
 大陸性気候ですが、湖や河川で和らげられ、夏と秋には好天に恵まれるので、葡萄は良く実ります。そして、南風と西風によって大陸性特有の厳しい気温差はあまりありません。また、年間降雨量は1000m以上と多いですが、全体的には厳しい気候なので、それに耐えうるこの地方特有の品種でワインが醸造されています。

 冷涼地域のために軽いタイプの白ワインが主に醸造され、赤ワインはタンニンが少なく飲みやすいのが特徴です。生産の7割は、爽やかな味わいの辛口の白ワインです。

 今回はサヴォワの特徴的な白ワインブドウ品種で造られた3種類の白ワインをテイスティングしました。
共通しているのは、ドライで酸味がしっかりとしていること。中には、独特なえも言われぬ香りの品種もありました。

今回取り上げましたワインのノートは下記のとおりです。

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