1月14日はリヴィングルームのような木質空間、ガレリア カフェ ユーで行う、第一線で活躍されているミュージシャンによります生演奏エンターテインメント「Tuesday Night Live」を開催致しました。
来場くださいました皆さま、ありがとうございます♪

本日出演くださいましたのは、ギタリストの越田 太郎丸さんとサンポーニャ、ケーナ奏者の瀬木 貴将さんでした。

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越田 太郎丸さんと瀬木さんのライヴでは、選曲は越田 太郎丸さんが担います。
瀬木さん自身も驚かれるような、瀬木さんの今までの作品の中から時を経てもなお輝きを失わない名曲をセレクトされる、越田 太郎丸さんの瀬木さんへのリスペクトと選曲の妙。
越田 太郎丸さんがどの曲をセレクトするのかを、瀬木さん自身も愉しみにされています。

今回はオープニングに「ウルバンバ川」が選ばれました。
オープニングから壮大な光景が目の前に広がるような選曲。
そして続けては、砂漠の旅人「BEDOUIN」で、熱い演奏。
序盤からして一気に店内の空気を一変させてしまいました。

南米フォルクローレの名曲中の名曲を挟んで次の曲は瀬木さんのまだどのアルバムにも収録されていない新曲「360」。
360度見渡す限り自然、というようなさまざまな秘境を訪れている瀬木さんならではの曲。

そして1stセットのラストは越田 太郎丸さんのギターソロ。
演奏された曲は越田 太郎丸さんのオリジナル曲で、どのアルバムにも収録されていない曲。
曲のタイトル「Batida de Coco」はココナッツジュースを使ったカクテルの名前で、越田 太郎丸さんが好きなカクテルでもあるそうです。


2ndセットのオープニングは瀬木さんのソロ。
選ばれた曲「VALLE」は、瀬木さんの記念すべき日本デビューアルバムに収められている曲で、曲名の意味は“谷”。そこはサンポーニャの原料が取れるエリアとのこと。

続いては越田 太郎丸さんのオリジナル曲「Sobre as Nascenças」。
意味は“誕生について”。
ヒトに限らず、さまざまなモノの生まれに想いを馳せた曲で、今回の演奏ではドラマフィルムを観るようなさまざまな展開が繰り広げられました。

このように、アルバム未収録の曲だったり、アルバムに入っていても違うアレンジだったりを愉しむことができるのがライヴならではの醍醐味♪


2ndセットの演奏でセレクトされたフォルクローレは、ボリビアを代表するフォルクローレグループであるロス・カルカス (Los Kjarkas)のオリジナル曲「Llorando se fue(泣きながら去った)」。
この曲は「ランバダ」というタイトルで世界を席巻した曲の原曲で、当時無断で盗用されていたそうです。
コーラスグループの曲らしく、原曲のままは歌心が感じられ、また心の揺らぎが見え隠れするようなリズム感でした。

越田 太郎丸さんと瀬木さんのライヴは、演奏はもちろんのこと、曲間のトークもまた聴き応えがあります。
いろんなことに熱い思いを秘められているお二人のトークは、ライヴだからこそ語れることがほとばしります。

さまざまな場所に実際に身を置くことで見えてくる事実。感じられるモノ。
その実体感、存在感を通して語られる越田 太郎丸さんと瀬木さんの本音。
トークも、演奏も、そんなお二人の体験から得られたホンモノが発せられたもの。
そして、それはライヴの場にいるからこそ伝わってきます。

今回も、まさに生きている地球の壮大な風景に触れるような迫力がありました。
 

本日も、来場くださいました皆さまにとともに、生命の熱い躍動に触れるひとときをご一緒できて嬉しいです♪
ありがとうございます♪

♪♪♪♪♪♪♪ 本日のセットリスト ♪♪♪♪♪♪♪
<1st Set>
1. ウルバンバ川
2. BEDOUIN~砂漠の旅人
3. El Humahuaqueño
4. 360(Three Sixty)
5. 越田 太郎丸さんソロ:Batida de Coco

<2nd Set>
1. 瀬木 貴将さんソロ:VALLE
2. Sobre as Nascenças
3. Llorando se fue
4. Dry Valleys
5. 冒険の旅路
 
<Extra>
ラスト・ウィンド