U_U 's blog

東京都文京区小日向のGalleria Caffe U_U(ユー)の日々を綴るblogです

DAY 10 講義:メニュープランニング

今日は講義の日。
テーマは「メニュープランニング」。
売れるメニュー、売れるお店にするためにはどうしたら良いか、について考えるアプローチの基礎を学んだ。

先ず授業の中では、「カフェ」という業態の特徴を再度認識することを扱った。
最近ではレストランとカフェの区別も曖昧な状態になってはいるものの、カフェという業態の特徴をあげると、次のこととなる。

・お客様にとってリビングの代わりとなるサードプレイス。
・ドリンクが主役になれる。

カフェでの食事のメニューとしては、手際の良さも一つの重要なファクターとして考える必要がある。
オーダーを頂いてから、5?10分で給仕できることが一つの目安。

また営業時間によってメニューに求められるものも違ってくる。
例えば、モーニングタイムに時間が掛かるものはニーズに必ずしも合致しないだろうし、日本ではランチメニューにアルコールの強いものは受け入れられないだろう。
自分が想定しているカフェの営業時間とその営業時間中にターゲットとして想定しているお客様の行動様式を思い浮かべ、それに合致したメニュー構成が必要となる。
また価格も重要な要素である。
原価との兼ね合いとお客様にとっての値頃感のバランスが大切となる。

また買い手である顧客の心理へのアプローチの一つの法則である「AIDMAの法則」の概要の説明も受ける。
顧客が購買に至るまでの心理状態の変化のパターンを説明したものであるが、売り手としては買い手が購入したいと思うための導線を逆の方向で考察していくことが重要となる。

マーケティング理論も含めて、コンセプトワークも随分と「心理学」の要素が重要な要素となっていることを改めて実感した。

なお、授業中には自分の想定するカフェのメニューコンセプトを紙に書き下ろすことも行った。与えられた時間は20分。
メニューのイメージという段階で考えると、これまたなかなかと難しいと改めて実感した。

今日の授業で次回9/1までしばしの夏休みとなる。
※もちろん通常の仕事はあるのだが。

この休み中には食器や調理器具、カフェ見学、習った料理の復習などをやってみようと思っている。

DAY 9 実習:スパニッシュ

今日の実習の課題テーマは「スパニッシュ

生徒が実習で作るのは以下の3品。

・パエリア
・トルティージャ(スペインオムレツ)
・タコのトマト煮


パエリアは電子ジャーを使った簡単版を実習で作る。

先生がデモで作ってくれたのは以下の品々。

・パエリア(フライパンを使っての)
・ガスパチョ
・前菜4品
 クリームコロッケ
 トマトモッツァレラ
 生ハムとフルーツ
 タラモサラダ


前菜各種はペースト状のものはバケットの上に載せて、それ以外のものは串に刺して一口もの(ピンチョス)にするところは生徒の実習項目となった。

西洋料理もイタリア料理、フランス料理を経ているので、スパニッシュではその応用となる部分が多かった。

なので、今回はプチ情報を羅列していく。

・パエリアにはソーセージやハムなど燻製物を入れると味がグンと広がる。
・今回実習で実際に作る版のパエリアはシーフードミックスを使った。
 シーフードミックスでも十分に食べれるが旨味がなくなっているので、それを補うためにアサリのソースを使う。

・ガスパチョを作る時はミキサーに掛けるのだが、その際野菜はザク切りにしておいた方が味が引き出しやすい。

・スペインではBar(バル)でタパスを給する習慣がある。
 タパスとは一皿にいろいろなものが一口つまみできるような盛り合わせになっているもの。
 このような給し方も面白い演出として取り入れてみる価値はある。

感想---
パエリアは電子ジャーのものでも十分に美味しかった。電子ジャーを使うのでお米が炊き上がる時間にそこまで神経を使わなくても良いので、カフェ飯としては十分と思われる。

ガスパチョは夏の暑い日にはとてもすっきりとした感じを与えてくれるいい飲み物だと思った。
量はそこまで欲しいとは思うものではないので、セットメニューにティーカップで添える程度で十分に良いと思う。

写真にはパエリア、トルティージャ、ガスパチョを一皿にセットしたものと前菜の盛り合わせを載せる。
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collex LIVING

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今日は代官山のcollex LIVINGに行ってきた。
ここはカフェじゃなく、食器や調理器具、インテリアのお店。

Cut Houseで髪を切ってもらっている間に目を通していた雑誌で、「おぉ?」っと思う商品を扱っていたのがこのお店だったのである。

一つ目はコーヒーメイカー。
このコーヒーメイカーはガラスの容器にコーヒーの粉と熱湯を注ぎ入れ、マドラーで攪拌してコーヒーを抽出する。
飲む時は、フィルター付きの注ぎ口をセットしてフィルターで漉しながらカップに注ぐ形となる。

このようにお客さんの目の前でコーヒーを抽出し、カップに注げるようなコーヒーの出し方ができたら、抽出している最中のコーヒーのアロマもお客さんに提供することができていいんじゃないかなぁ?、などと思っている。
購入したタイプは600mlサイズのもので9000円くらい。
カフェで用意するものとしては高いかな。

二つ目は、実習でサラダを作る時に欠かせないスピナー。
とにかくこれがあると野菜の水切りが断然に良い。水切りが良いともちろんドレッシングを合わせた時の薄まり感もなくてしっかりとした味になる。
こちらはSサイズで4000円くらい。
これは調理場に一つあればいいものなので、お手頃価格だと思う。

この二つを自前で購入した。

それ以外にも食器など、お店の扱っている品もだが、レイアウト、雰囲気がすごく良く、時間を忘れて見入ってしまうくらい・・・。
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アクセス:東急東横線 代官山駅を下車。
 旧山手通りに出て青山通り(R246)の方に向かって左手の歩道に面したところにある。
 右手に高校が見えた次のT字路の角にある。

コンセプトワークの宿題をやりながら

講義で宿題として出された「コンセプトワーク」の第一歩目のキーワード連想をやっている。

専科の講義のノートや自分でネットで調べたりしたものを見ていると、最初は「何にしよう・・・」とあれこれ迷っていた「自分のお店のこだわり」が、「自分が「これって楽しいじゃん!」って思うこと」だと再認識してからは、すごくスムーズに言葉があふれてくるようになった。

私が「楽しい!!!」と思うことは、次のこと。
?音楽が鳴り響く雰囲気でのパーティ
?一人もしくは気の置けない仲間と団欒すること
?イタリア!

?と?は相反する要素かもしれない。
けど自分が理想とするカフェはこの2つを欲張ろうとするものだったりする。
シェスタの時間を取って、シェスタ前とシェスタ後でお店の雰囲気をガラッと変えたいのだ。
昼間は「くつろぎの空間」、そして夜は「パーティータイム」。

最初からこの2つをこなすのは難しいかもしれないけど。そうなったら、先ずは「パーティータイム」からかなぁ・・・。
なんてことを考えていると、時間があっという間に過ぎてしまう。

自分が「楽しい!!!」って思うことでないと楽しいことの追求は進まない、と思う。
問題は、私の「楽しい!!!」に共感してくれる人がどれくらいいるか?
どこの場所にいるか?
どんな時間に多くいるか?
・・・こういうことを分析していくのがいわゆるマーケティング分析になるんだと思う。

もちろん、お客さんとしてのリサーチもだけど、私の「楽しい!!!」を自分のものとして共に協力してやっていってくれる共同者も必要!

このような課題を一つ一つクリアしていくと、いつか夢(目的)を叶えることができるのかもしれない。

DAY 8 実習:コーヒー1

今日は「コーヒーセミナー」の第一回として、コーヒーの基本知識を学んだ。

コーヒーの豆の種類・産地、焙煎によって味が違うことを、テイスティングテストをしながら自分の舌で実感として理解をしていく授業形式であった。

講師は、有名コーヒー豆卸業者の方が務めてくれた。

先ずはテイスティングのやり方の基本を教わる。そのやり方は、
テイスティングカップに8g、計量で計りながらコーヒーのグラインド済みの豆を入れていく。
ここで
?お湯を入れない状態で香りをかぐ
?お湯をそそいで、すぐの香りをかぐ
?スプーンで底から3度ほど攪拌(ブレイク)し、スプーンの背についたコーヒー液の香りをかぐ
?気泡やコーヒー粉などの上澄みを取り、スプーンに取ってすすり飲み、テイスティングする。

この方法で、以下の豆の違いを体感した。
・コロンビア:シティーロースト(アラビカ種)
・ブラジル:ハイロースト(アラビカ種)
・モカ:ハイロースト(アラビカ種)
・マンデリン:ハイロースト(アラビカ種)
・ロブスタ:フルシティーロースト(カネホラ種)

次に焙煎の違いによるテイストの違いを体感する。
この比較は、ブラジル豆のハイローストとフルシティーローストとで比較をする。
同じ豆なのに、焙煎を深く加える事で酸味がコク豊かな甘味を含む苦味に変わることを実感できた。

また同じ豆・焙煎で、グラインドしてから25時間放置したものとグラインドしてから1時間後のものをテイスティング比較をした。
25時間放置すると香りがすごく弱く、いわゆるファミレスのコーヒーのような味わいになることを知る。

最後に各自でトータル10gとなる分量の中で、ブレンドを行った。
私はコロンビア(ハイロースト)、モカ(ハイロースト)、ブラジル(フルシティーロースト)を使いブレンドした。
その結果は、すごく美味しいものができた。
講師の方も「これは美味しいね」って言ってくれたほどの出来栄えである。

これは自分の黄金比率として覚えておかなければ、と思った。

今日はとにかく授業で挽き立てのコーヒーの香りに包まれてばかりだったので、コーヒーのアロマ効果も十分に堪能できた授業だった。

※写真は焙煎の違いをテイスティング比較した際のもの。色からも焙煎の違いが見て取れると思います。
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